2014年12月1日月曜日

灰野敬二「わたしだけ?」

本人曰く「日本のカントリー・ブルース」という1st。本作品を聴く上でタイトルにあるクエスチョンマークを見逃してはならない。徹底的に自我を解体し、解放に導こうとする歌の数々が時に微細、時に極限的にノイジーなギターとともにうたわれていく。ここまでミステリアスであり、痛烈な音楽体験をもたらす作品を私は他に知らない。

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