2015年8月31日月曜日

Mudd「Spielplatz (Quiet Village Unreleased Instrumental Remix) 」

エコーをかけたフルートが幻想的なムードを作り上げる極上ダウンテンポ。スローなテンポとクリアーなサウンドが、聴く者を静かに彼らの音楽に没入させていく。


2015年8月30日日曜日

Shinjuku Ni-Chome 「@ Le 3 Pièces Muzik'Club, Rouen, France, 2015/02/26」

新宿二丁目なる怪しげなユニット名を冠したフランスのギターデュオ。灰野敬二を思わせるダイナミックかつ繊細なギターノイズの嵐が吹き荒れる。


2015年8月29日土曜日

Gray「Shades Of...」

Basquiatが在籍していたグループのアルバム。ダブ、パンク、ボサノヴァ、ヒップホップ、音響、インダストリアル、etc..あらゆる音楽を取り入れた混沌としたサウンドは、NYからPop Groupへの回答とでもいうべき独創性に満ちている。



2015年8月28日金曜日

A Tribe Called Quest「The Low End Theory」

ジャズのサンプルを多用し、重低音を強調した2nd。ゲスト参加のRon Carterによる低く唸るベースが随所でスパイスとして効いている。



2015年8月27日木曜日

Sun Araw「Off Duty/Boat Trip」

08年と10年のEPをカップリングした作品。ヴォーカルにエコーをかけまくったサイケデリックなサウンドは、ダブに接近した裸のラリーズのようにも聴こえる。


2015年8月26日水曜日

Good Willsmith「If anything happens to me, my password is Lady Lass」

灰野敬二やLa Monte Youngなどに影響を受けたというシカゴの男女トリオによるドローン。軋みを上げるエレクトロニック・ドローンの狭間でフィメール・ヴォーカルが木霊するサウンドは、Pocahaunted辺りを彷彿とさせる。


2015年8月25日火曜日

Morbid Angel「Blessed Are the Sick」

Buddha Brandの「病んでるオレたち すげえ狂ってる」というパンチラインにも通じるタイトルを冠した2nd。デスメタルの美学をまざまざと見せつけられるクラシック・アルバム。


2015年8月24日月曜日

Ron Geesin「A Raise of Eyebrows」

67年アルバムより。ひたすら笑い声とガラスを割る音をミックスさせた奇怪ミュージック・コンクレート、はリリースから50年近くを経た今も斬新に響く。


2015年8月23日日曜日

Anna Själv Tredje「Tussilago Fanfara」

70年代後期Terry Rileyがさらにサイケデリックになったかのような、スウェディッシュ・カルト・ミニマル。アナログはレア。


2015年8月22日土曜日

Holy Palms「BABA First and Second」

プリペアドギターとパーカッション・ループでインドのラーガと中東のグナワをミックスさせたかのような、トランシーかつユニークなトライバル・ミュージックを具現化させたロシアのワンマン・ユニットによるデビュー作。大型新人の気配を漂わせる仕上がり。


2015年8月21日金曜日

Justin Vandervolgen「Trocin Edit」

元!!!メンバーによるトラックは、ファンキーなギターリフとオーケストレーションを見事に調和させた極上ディスコ・チューン。


2015年8月20日木曜日

日野繭子「Akashic Records」

2014年アルバム。6連テルミン・オシレータによる容赦のないノイズの嵐が吹き荒れる。しかし、それは聴く者を突き放すのではなく、包み込むかのようなたおやかさも持ち合わせている。今、最もクールなノイズがここにあると断言出来る。


2015年8月19日水曜日

Muslimgauze「A Gulf Between Us」

イルビエント・タッチのスローで音数の少ないトラック。Slotek辺りのファンにも聴いて欲しい。


2015年8月18日火曜日

ゆらゆら帝国「Lonely Satellite」

ジャックス「時計をとめて」辺りを思わせる、メロウなサイケデリック・バラード。



2015年8月17日月曜日

Invisibl Skratch Piklz「The Shiggar Fraggar Show! Vol. 1」

Slayerのスラッシュメタル・チューンに合わせて高速スクラッチを聴かせる、粋なターンテーブリストたちによるヒップホップの極北。あらゆる音楽を素材として新たな音楽を創りだすその手法は、Christian Marclay「More Encores」を更に先鋭化させたかのよう。



2015年8月16日日曜日

Spooky Tooth/Pierre Henry「Ceremony」

69年リリースのアルバム。Spooky Toothによる真っ当なブルース・ロックのバックで、Henryの変態的コンクレート/電子音が飛び交うという、あまりにも早すぎた実験的サイケデリック・ロック。



2015年8月15日土曜日

高柳昌行と新世紀音楽研究所「Green Sleeves」

「銀巴里セッション」より。叙情的な高柳のギターと、冨樫のドラムの絡み合いが高い緊張感を生み出している。


2015年8月14日金曜日

Archie Bell & The Drells「Tighten up」

68年のアルバム冒頭を飾るトラック。ファンク/R&B最高のリフの一つを堪能できる。


2015年8月13日木曜日

Jameszoo「Poek」

オランダの若手プロデューサーによるトラック。ジャズをモチーフにしたビートは、まるでジャケットのイラストのようなストレンジな感性に満ちている。


2015年8月12日水曜日

Ossia「Red X」

ブリストルのユニット、Young EchoクルーのDJ/プロデューサーによる12"から。Porter Ricks辺りのミニマル・ダブの系譜を受け継ぎながら、新しいダブ・テクノの形を模索するがごとき先進的なサウンドが刺激的。

2015年8月11日火曜日

With The Dead「I Am Your Virus」

世界一ヘヴィなバンドに在籍していたリズム隊とドゥーム・メタルのパイオニアが融合。ドゥーム・メタル以外の何物でもない、おどろおどろしくもヘヴィなサウンドは期待通りの仕上がり。


2015年8月10日月曜日

King Tubby & Soul Syndicate「Freedom Sounds In Dub」

Freedom Soundというレーベルに残された1976-79年音源。ファンキーでソウルフル、かつサイケデリックなダブが堪能出来る。


2015年8月9日日曜日

Seke Molenga & Kalo Kawongolo With Lee Scratch Perry「From The Heart Of The Congo」

ザイール人ヴォーカリストをジャマイカに迎えて制作されたアフロルーツ・サイケデリック・レゲエ。


2015年8月8日土曜日

Entro Senestre「Rosegold」

L.I.E.S.からもリリースのあるプロデューサーによるエレガントなディープ・ハウス。


2015年8月7日金曜日

Tetrack「Only Jah Jah Know」

Augutus Pabloも参加の78年のアルバムから。哀愁を帯びたヴォーカルに、ファットなビートが絡む良質ルーツ・レゲエ。


2015年8月6日木曜日

Billy Boyo「One Spliff A Day」

弱冠13歳でレコード・デビューしたキングストン出身のMC。抑揚の少ない、アンニュイな声がクセになるレゲエ/ダブ。

2015年8月5日水曜日

Massive Attack「Mezzanine」

強引に形容するならば、Black Sabbathとレゲエが出会ったかのような甘美で重厚な音楽。ドゥームメタルなどのヘヴィ・ミュージックファンにもこのヘヴィネスを堪能してほしい。

2015年8月4日火曜日

Tom Ellard「Hair」

オーストラリアが誇るエクスペリメンタル/インダストリアル・グループ、Severed Heads創設メンバーのソロ。TB-303、TR-808によるアシッド感漂うビートに、犬の鳴き声をミックスさせた前衛テクノの先駆けとも言えるトラックを展開している。

2015年8月3日月曜日

Martin Dupont「Doron Doron」

「ヤマハ、ホンダ、スズキ、カワザキ、ドロンドロン」という謎の日本語が醸し出す怪しげな雰囲気にそそそられる、フレンチ・カルト・ミニマル・ウェーブ。

2015年8月2日日曜日

Steel An' Skin「Afro Punk Reggae Dub」

Honest Jon'sから再発された12インチから。アフロ的な呪術性とスティールパンの静謐な響きがミックスされたキラー・ダブ・パンクは聴く者を別世界へと飛ばす。

2015年8月1日土曜日

Volga Nehri「River Volga」

UKレーベル、Arşivplakから唯一リリースされた7インチから。極上ブレイクといかがわしくキラ光りするムーグがミックスされた70'sターキッシュ・ディスコ・リエディットは、コズミック・ファンのものだけにしておくのはもったいない仕上がり。