2015年2月28日土曜日

Bambounou「Onto This」

アルバムをリリースしたばかりのパリのDJ/プロデューサーによる、90'sオールドスクール・ハウス・マナーのトラック。PVもその時代の映像を使ったレトロな仕上がり。

2015年2月27日金曜日

Marcos Cabral「Dancing On Manhattan」

ヒプノティックなシンセの響きがクールなチルアウト・トラック。Sigha辺りのファンにも聴いて欲しい。

2015年2月26日木曜日

Ministry「ΚΕΦΑΛΗΞΘ」

凡百のヘヴィメタル・バンドを凌ぐメタリックなサウンド、鋭利なリフ、マシナリーなビートによって創られたアグレッシブな音楽は、インダストリアルという枠組からも解き放たれた孤高のエクストリーム・ミュージック。幕開けからラストまでテンションを保ち続ける完成度の高さも圧巻。

2015年2月25日水曜日

Black Pussy「Lion's Breath」

ポートランドのグループによる発売されたばかりのニューアルバムから。まるでThe Wildheartsがストーナー化したようなキャッチーかつヘヴィーな”ストーナー・ポップ”は高い中毒性を誇っている。

2015年2月24日火曜日

Elias Hulk「Nightmare」

Electric Wizardと同郷のドーセット出身の70'sハードロック・バンドの唯一のアルバムから。どことなくEWも彷彿とさせるタメの効いたスローかつヘヴィな演奏は、正にドゥーム・メタルの原型。

2015年2月23日月曜日

Aegyokiller「Gogal(고갈) 」

K-popのスクリュー・リミックスも手掛けるLAのDJ/プロデューサーによるトラックは、BenedekがプッシュするのもうなずけるドープなWitch House。

2015年2月22日日曜日

Njurmännen「Cold Meat Industry」

スウェーデンのデュオによる84年のカセットから。シャウトに迫力が無くなったMark Stewartが23 Skidooに加入して、宅録で制作したかのようなローファイ・ニューウェーブ。

2015年2月21日土曜日

Mammoth Weed Wizard Bastard「Nachthexen」

イギリスはレクサムの新人グループによる30分1曲のドゥーム絵巻。ヘヴィな上に、キャッチーでもある強力なリフを聴いていると、Cvlt Nationが我々の時代のドゥーム・クラシックと銘打つのも納得できる。シューゲイザー的な女性ヴォーカルを導入するなど、引き出しも多そうで今後に期待したい。

2015年2月20日金曜日

Zaïmph「You Are: Not What You Wished But What You Were」

Hototogisuのメンバー、Marcia Bassett嬢によるソロ・プロジェクト。ノイズにベクトルを向けたElian Radigue的なエレクトロニック・ドローン。日野繭子が好きな人にも聴いてみて欲しい。

2015年2月19日木曜日

Slowdive「Rutti」

昨年、再結成し、来日も果たしたグループの95年作。ミニマルなリズムと、静けさと間を伴ったギターが創り上げるサウンドは、不失者等の日本のサイケデリック・ロックファンにも聴いて欲しい。

2015年2月18日水曜日

Xoki & Hieronymus「A Town In Kolor」

ベルギーのデュオによるトラックは、重低音ミニマル・ビートを中心にダブ的なエフェクト処理を加えて空間を創り上げていく、これぞダブ・テクノの見本とでもいうべき仕上がり。Basic Channelファン必聴。

2015年2月17日火曜日

Francis Bebey「Binta Madiallo」

82~84年の音源からサンザ(親指ピアノ)を演奏している曲をピックアップした編集盤から。サンザとエコーのかかったチャントによって産み出されるアトモスフェリックなサウンドが、空間を包み込んでいく極上アフロ・サイケデリック・ミュージック。

2015年2月16日月曜日

Taurus「Life (part 1)」

Dark Castleのギタリスト、Stevie Floyd在籍のデュオによるドローン・ドゥーム。Ravi Shankar meets Sunn O)))とでも言うべき独創的なサウンドは強烈なうねりと求心力を伴っている。Bongファンは必聴だろう。

2015年2月15日日曜日

Haikai No Ku「Buddha's Deathday」

この音源のBandcampページにあるように、正にMainliner、裸のラリーズ的なフィーリングを盛り込んだノイジー・フリー・サイケ。重々しくも煙たいスペーシーなサウンドを十二分に堪能できる。

2015年2月14日土曜日

Death Joy「In Heaven / Shadow Soldier」

東ドイツのバンドによる88年のカセットから。強引に形容するならば、クスリをやりすぎたMoney Markが加入したJoy Divisionとでもいうべきオブスキュア・ニューウェーブ。独特な酩酊感が耳を引きつける。

2015年2月13日金曜日

Fågeldöd「Den Svåra Stunden」

スウェーデンのカルト・レーベルKonduktör Rekordsより85年にリリースされたカセットより。Jeru the damaja「Come Clean」ネタに似た水滴音のようなサウンドが、時空をねじ曲げるがごときスロー・ドローンと共に流れるエクスペリメンタル・トラック。

2015年2月12日木曜日

ワルプルギスの夜「ユリアムールの巻」

大阪のギター&ドラムのデュオによる楽曲。まるでElectric Wizardに不失者や裸のラリーズのエキスを注入したかのような強力サイケデリック・ドゥーム。東京でのライブを望む。

2015年2月11日水曜日

Erkki Kurenniemi「Sähkösoittimen Ääniä # 4」

フィンランド電子音楽シーンのパイオニアによる作品をまとめたアルバムから。鉛のように鈍重なサウンドが鼓膜に突き刺さり続ける強烈なドローン・ノイズ

2015年2月10日火曜日

L'ambassadeur des ombres「Spooky Klaus」

88年に発表されたドイツのエクスペリメンタル・ダークウェイブ。Gasを思わせる靄のかかったドローン/アンビエントをベースに、不意にかき鳴らされるギターやシンセが飛び交うミステリアスなサウンドに痺れる。

2015年2月9日月曜日

Angst「Disco Ding」

ベルギーのアーティストによる83年のカセットから。低周波ドローンと微弱ミニマル・ビートと美麗ストリングスを融合させたダークなインダストリアル・ミュージック。Ngly辺りのファンにも聴いて欲しい。

2015年2月8日日曜日

Attrition「Dead Of Night」

1980年から現在にまで至るまで活動を続けるイギリスのMartin Bowesによるユニットのデビュー・カセット。L.I.E.S.ファンにも聴いて欲しいオブスキュア・インダストリアル・テクノ。

2015年2月7日土曜日

The Leather Nun「Slow Death」

スウェーデンのバンドによるデビューEPのタイトルになったナンバーのライブ・バージョン。ブルージーなサイケデリック・ミニマル・ロックにLou Reed似のヴォーカルがつぶやくような声を被せていく。その抑制の効いた、スローな展開に興奮させられる。

2015年2月6日金曜日

Depression「Ultra Hard Core Mega Heavy Punk Metal Thrash」

メルボルンのバンドによる87年ライブ盤。これほどまでに痛快なタイトルをつけたグループが他にいただろうか。メタルとハードコアの境界を無効にするアグレッシブなクロスオーバー・スラッシュの連発に悶絶させられること必至。

2015年2月5日木曜日

J. Derwort「Bamboo」

87年、オランダのLow Lands Musicからリリースされたカセット。海童道ファンも驚愕の深遠なる尺八アンビエントの世界を堪能できる。

2015年2月4日水曜日

Partners In Rhyme「Cold Chillin' In The Middle」

ファンキーなギターとメランコリックなメロディが絡む、オクラホマの地下ミドルスクール。Kaotic Style辺りが好きな人に。

2015年2月3日火曜日

Marcel Vogel feat Milos Gersi & Gianna Tam「Doin It」

オランダのレーベルIntimate Friendsよりリリースの12インチから。レゲエ的な裏打ちを挟み込んだ抑制されたビートに、艷やかな男女ヴォーカルが絡み合うディープなビートダウン・トラックが新鮮。

2015年2月2日月曜日

Peat Raamur「Currants」

フロリダのカセットレーベルRottiferのボス、David Toroによる別名ユニット。ギターとキーボードによるアナログな風合いのアンビエント/ドローンは、聴く者をまどろませる夢幻的な響きをともなっている。

2015年2月1日日曜日

Lil Ugly Mane「The Weeping Worm」

目下の最新作はAntwonやDJ Dog Dickらをフィーチャーした未発表曲を集めたEP。ジャジーな要素を組み込みながらも、気怠く、イーブルな雰囲気を漂わせるヒップホップはこの男ならでは。